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コンパクトカーなのに「ノートオーラは速い」と聞くと、本当かなと気になりますよね。数字で見ると、どれくらいの力があるのか知りたいはずです。
結論から言うと、ノートオーラの加速の良さは、タイヤを回すのが全部モーターだからなんです。フロントモーターは100kW(136PS)、トルクは300N・mあり、踏んだ瞬間から力が出ます。
この記事を読めば、グレードごとのスペックの差と、高速道路や長距離での走りのイメージがつかめます。
ノートオーラの馬力とトルクはどれくらい?
まずはスペックを見てみましょう。日産公式の主要諸元(2026年8月24日発売モデル)の数字です。
| 項目 | 数値 | 役割 |
|---|---|---|
| フロントモーター(EM47) | 100kW(136PS)・300N・m | 前輪を回す。全グレード共通 |
| 発電用エンジン(HR12DE) | 60kW(82PS)・103N・m | 発電専用。タイヤは回さない |
| リヤモーター(G FOUR・AUTECH FOUR) | 50kW(68PS)・100N・m | 4WDの後輪を回す |
| リヤモーター(NISMO tuned e-POWER 4WD) | 60kW(82PS)・150N・m | NISMOの4WD専用チューン |
ここが大事なところです。ノートオーラは全車e-POWERで、エンジンは発電のためだけに回ります。タイヤを動かすのはいつもモーターなんです。
『エンジンが1.2Lなら、パワーは小さいのでは?』と思う方もいますよね。実は加速の力を決めるのはモーター側なので、エンジンの排気量だけで判断しなくて大丈夫です。
ノートオーラの走りの数字は「フロントモーター100kW・300N・m」を見ればOKです。4WDは、そこに後輪のモーターが加わります。
仕組みの詳しい話は e-POWERの記事 で見ています。
なぜノートオーラは「速い」と言われるの?
ノートオーラの加速がよく褒められるのは、モーターの力の出方に理由があります。
ガソリンエンジンは、回転が上がるにつれて力が出てきます。一方でモーターは、動き出した瞬間から大きなトルクを出せるんです。
300N・mというトルクの感覚
300N・mは、ガソリン車でいえば排気量の大きいエンジンに近いトルクです。それを1,270kg(G 2WD)の車体で使うので、信号からの出だしや合流で軽く前に出る感覚があります。
数字で比べるなら、車の重さを馬力で割った値がひとつの目安になります。
| グレード | 車両重量 | フロントモーター出力 | 1PSあたりの重さ(計算値) |
|---|---|---|---|
| G(2WD) | 1,270kg | 136PS | 約9.3kg |
| NISMO(2WD) | 1,280kg | 136PS | 約9.4kg |
| AUTECH SPORTS SPEC(2WD) | 1,290kg | 136PS | 約9.5kg |
| G FOUR(4WD) | 1,380kg | 136PS+後輪68PS | 約10.1kg(前だけで計算) |
重さは日産公式の主要諸元の値で、右の列は単純に割った計算値です。実際の加速は、モーターの制御やタイヤの違いでも変わります。

走りの感じ方はドライブモードでも変わる
ノートオーラには、全車にドライブモードセレクターがあります。同じアクセルの踏み方でも、モードで出足の鋭さが変わるんです。
「なんだか思ったより出足が穏やかだな」と感じたら、モードがエコになっていないか確かめてみてください。
各モードの違いは ドライブモードの記事 で比べています。
最高速度はどれくらい出る?
『ノートオーラの最高速度はいくつ?』という疑問もよく聞きます。
結論から言うと、日産公式の主要諸元表には最高速度の項目がありません。公式の数字が出ていないので、この記事でも数字は書かないでおきます。
日本の公道は、高速道路でも最高で時速120kmの区間までです。ノートオーラは高速道路の合流や追い越しで力不足を感じにくい車なので、日常で最高速度を気にする場面はほとんどありません。
ネットで見かける最高速度の数字は、測った条件がバラバラです。気になる方は、出どころがはっきりしているかを見てから参考にしてみてください。
4WDとNISMOで走りはどう違う?
ノートオーラには、2WDのほかに2種類の4WDがあります。どちらも「e-POWER 4WD」ですが、後輪のモーターの力が違うんです。
| グレード | 駆動 | 後輪モーター | 価格(2026年8月24日発売・税込) |
|---|---|---|---|
| G | 2WD | なし | 284万9,000円 |
| G FOUR | 4WD | 50kW・100N・m | 309万6,500円 |
| NISMO | 2WD | なし | 316万3,600円 |
| NISMO tuned e-POWER 4WD | 4WD | 60kW・150N・m | 353万1,000円 |
G FOURの4WDは、雪道や雨の日の発進を助けるためのものです。一方でNISMOの4WDは、後輪のトルクを150N・mまで高めた専用チューンで、曲がる時の安定感にも力を入れています。
- 雪道や坂道の発進で、タイヤが空転しにくい
- 後輪にも力がかかるので、雨の日のカーブで安定しやすい
- 車両重量が110kg重くなる(G系 2WD 1,270kg、4WD 1,380kg)
- WLTC燃費がG系で27.2km/Lから22.7km/Lに下がる
G FOURとNISMO tuned e-POWER 4WDの価格差は43万4,500円です。雪道での安心が目的ならG FOUR、走りの楽しさも欲しいならNISMOの4WD、と考えると選びやすくなります。
『4WDなら、どっちも同じくらい走るんでしょ?』と思われがちですが、後輪のトルクは100N・mと150N・mでかなり違います。ここは試乗で比べる価値があるところです。
NISMOを選ぶと、専用の足まわりやタイヤ(MICHELIN PILOT SPORT 5)で走りの味付けも変わります。NISMO 2WDの最低地上高は130mmで、G系の145mmより低めです。
NISMOの違いは NISMOの記事 で見ています。4WDのNISMOは NISMOの4WDの記事 が詳しいです。
高速道路や長距離ドライブでの走り
高速道路をよく走る方にとって、合流や追い越しの余裕は大事ですよね。ノートオーラは、アクセルを踏み足した時の反応が早いので、合流でもたつきにくい車です。
ただ、e-POWERは高速で一定の速度を保つ時に、エンジンが発電のために回る時間が長くなります。街中ほど静かではないと感じる方もいるはずです。
燃料タンクから見る航続距離の目安
長距離ドライブでは、給油の回数も気になりますよね。燃料タンクは36Lで、無鉛レギュラーです。
| グレード | WLTC高速道路モード | 36Lで走れる計算上の距離 |
|---|---|---|
| G系 2WD | 26.0km/L | 約936km |
| G系 4WD | 21.7km/L | 約781km |
| NISMO 2WD | 22.6km/L | 約813km |
燃費は日産公式のWLTC値で、右の列はタンク容量をかけただけの計算です。実際にはタンクを空になるまで使うことはないので、この7〜8割くらいで給油すると考えておきましょう。
実際の燃費がカタログとどれくらい違うかは 実燃費の記事 にまとめています。
追い越しや登り坂での余裕
高速道路で気になるのが、追い越しや長い登り坂ですよね。モーターは速度が上がってからも踏み足しに素直に反応するので、ここで力不足を感じる場面は多くありません。
ただ、登り坂が長く続くと、電池の電気を使いながら走ります。電池の残りが減ると、エンジンが発電のために回る時間が長くなり、音が大きく感じることも。
『山道に入ると、急にエンジンがうるさくなった』と感じたら、それは発電が増えているサインです。登りの前にチャージモードで電池を多めにしておくと、坂道でも静かに走れる時間が増えます。
運転のしやすさや視界の感じ方は、運転しやすさの記事 でまとめています。
- プロパイロット(G・G leather editionはセットオプション、Black Editionは標準)
- ステアリングヒーターと前席シートヒーター(2026年8月から2WD車に標準)
- VDC(横すべり防止装置・全車標準)
- 運転席パワーシート(leather edition・Black Editionは標準)
特にプロパイロットは、高速道路の渋滞や長い直線で疲れを減らしてくれます。何ができるかは プロパイロットの記事 で見ています。

サスペンション交換やパフォーマンスダンパーは必要?
走りをもっとよくしたいと考えて、サスペンション交換を調べる方もいますよね。車高を下げるローダウンや、乗り心地の硬さを変えるショックの交換が代表的です。
ただ、交換する前に知っておきたいことがあります。
- G系の最低地上高は145mm。下げすぎると段差や輪止めで下回りを擦りやすい
- 前のカメラやソナーの角度が変わると、安全装備の見え方に影響することがある
- 乗り心地は硬くなることが多く、同乗者には不評なことも
- 新車保証の扱いが変わる場合があるので、販売店に確かめておく
パフォーマンスダンパーは、ボディの小さな揺れを抑えるためのパーツです。純正で付いているかはグレードや年式で変わるので、日産公式の装備一覧で確かめてみてください。
『もう少しシャキッと走りたい』くらいなら、いきなり足まわりを替えなくてもいいかもしれません。まずはタイヤの空気圧を指定値に合わせ、ドライブモードを変えて試してみるのがおすすめです!
揺れや突き上げが気になる方は、乗り心地と静かさの記事 で原因と対策を見ています。
ノートオーラの走りが向いている人
最後に、走りの面でどんな人に合う車かをまとめます。
安全面では、横すべりを抑えるVDCとヒルスタートアシストが全グレード標準です。坂道発進で後ろに下がりにくいので、運転に慣れていない方でも落ち着いて走り出せますよ。
| こんな人 | 向いている選び方 |
|---|---|
| 街乗りでキビキビ走りたい | G(2WD)で十分 |
| 雪道や坂道が多い地域に住んでいる | G FOUR |
| 走りの楽しさも重視したい | NISMO(2WD) |
| 雪道でも走りを楽しみたい | NISMO tuned e-POWER 4WD |
試乗で走りを確かめるコツ
数字だけでは、走りの好みまでは分かりませんよね。試乗できるなら、次の順番で試してみてください。
- 信号からの発進で、アクセルを半分くらい踏んで出足を感じる
- ドライブモードをエコ・ノーマル・スポーツで切り替えて比べる
- アクセルを戻した時の減速の強さ(ワンペダルの感覚)に慣れる
- できれば幹線道路で、時速60km前後からの踏み足しを試す
- 段差を越える時の揺れ方も、同乗者の目線で聞いてみる
「スポーツにすると、同じ踏み方でもこんなに違うんですね」
試乗の後にこう話す方は少なくありません。モードの違いは、短い試乗でも体感しやすいところなんです!
車体の大きさや小回りも確かめたい方は、サイズ一覧の記事 で全長・全幅と最小回転半径を比べています。
購入を決めたら、値引きの進め方は 値引き相場と交渉の順番 にまとめています。
よくある質問
ノートオーラの馬力はいくつですか。
前輪を回すフロントモーターが100kW(136PS)です。発電用エンジンは60kW(82PS)ですが、タイヤは回さず発電だけをしています。
NISMOは馬力が高いのですか。
フロントモーターの出力は、NISMOも標準車と同じ100kW(136PS)です。NISMOの4WDだけ、後輪のモーターが60kW・150N・mに高められています。
ノートオーラの最高速度は何km/hですか。
日産公式の主要諸元表に最高速度の項目は無く、公式の数字は出ていません。
高速道路の合流で力不足を感じますか。
モーターが踏んだ瞬間から力を出すので、合流でもたつきにくい車です。ドライブモードでも出足の感じは変わります。
長距離ドライブで疲れにくいですか。
モーターの加速に余裕があり、合流や追い越しで気を張る場面が少ない車です。高速道路をよく走るなら、プロパイロットを付けるとさらに楽になります。
4WDにすると加速は速くなりますか。
前輪のモーターは2WDと同じで、後輪のモーターが加わります。そのぶん車両重量は110kg重くなるので、速さより発進時の安定を目的に選ぶのがおすすめです。
まとめ
- 加速の力はフロントモーターの100kW(136PS)・300N・mで決まる
- エンジンは発電専用なので、1.2Lという排気量で走りを判断しなくてよい
- 最高速度は日産公式の諸元表に載っていない
- 4WDは後輪モーターがG FOURで50kW、NISMOの4WDで60kW・150N・m
- 36Lタンクと高速燃費の計算上、2WDで約900km台の航続距離になる





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